小心者のつぶやき

桃がお散歩してる時、色んなお家の前を通るの。犬を飼ってるお家もたくさんあって、前を通ると吠えられることもしばしば。どうもね、みんな桃の首についてる鑑札とか名札の音がチャリチャリいうのが気になって、それで吠えるみたい。「ボクんちの前を歩いてるのは、どこのわんこだ。」とか「私もお散歩に行きたいわ。」とか、色々言われるの。マミーにはあんまりよく分からないみたいで、「桃ちゃん、何て言われてるの?」っていつも訊かれるの。どんなに大きな声で他の犬に話しかけられても、桃は絶対にお外では言い返さないんだよ。だって桃、小心者だから。

前にも書いたけど、家の隣には2匹大きな犬がいるの。いつも裏庭で大きなお声を出してる犬が。お家の中まで聞こえて来るんだけど、その時は桃もお話するの。マミーのベッドに寝転がったままで。「ウ~~~~~~、ワッフ!ウ~~~~ウ~~~~~~~~~」って。でもね、マミーに笑われちゃうの。「桃ちゃん、そんなに小さな声でつぶやいてみても、あっちには聞こえないよ。無駄な努力はしなさんな。」って。郵便が来る時には、もっと大声でお話するよ。だってマミーに知らせないといけないからね。

本日の桃の俳句。「小心者 塀のこちらで 吠えてみる」