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初不動

初不動だったので、律院にお参りに行きました。外のテントは寒かったけれど、やっぱり阿闍梨さんにお加持をして頂くのは良いですね。今日は私の少し前に、わんこさんを抱っこしてお参りに来てる人が居たんだけど、そのわんこさんもおとなしく静かにしてて、阿闍梨さんにお加持して頂いてました。

午後、大原に用事があって行ったのですが、先日の大雪の後、お寺の裏まで車で入って行った人はまだ誰も居なかったみたいで、雪かきをしていた人にちょっと呆れた顔をされましたが、全く問題なく運転できましたよ。

初観音でお写経

初観音だったので、いつもとてもお世話になっている近所のお寺の写経会に行ってきました。自分の字ではなくて、お手本通りにと言われるのですが、筆ペンの持ち方や動かし方が下手なせいか、相変わらず幼稚な字です。それでも、6年半前に始めた時より、ちょっとだけマシになったでしょうか・・・

三千院の左義長

午前中に、三千院の左義長に行ってきました。不動堂の前の広場に、お正月飾りがまとめて積み上げてあります。近所の人やお参りの人も、今年使ったお正月飾りを持ってきます。

簡単な法楽の後、いよいよ点火。

あっという間に、杉の葉からモクモクと黄色っぽい煙がモクモクと立ち昇ります。

書道の上達を願って、お書き初めも火に焚べます。

大原観光保勝会のみなさんが、鏡餅を焼いて、お善哉のお接待をして下さいました。これも毎年恒例です。

お善哉を頂いたのにもかかわらず、午後おうちでおやつを食べちゃいました。一昨日お山で買ってきたこちらのたねやさんの「ふくみ天平」という最中は、皮にも餡にも茶葉が使われていて、延暦寺での限定販売だそうです。食べるとお茶の香りが鼻腔に広がります。

夜は、どうしても食べたくなって、鶏肉と舞茸と牛蒡と芹の吸い物を作りました。いつもはお正月2日に、ここに焼き餅を入れて、お雑煮として食べるのですが、今年はそれができなかったので。焼き餅を入れなくても、大満足の味でした。

やっと初詣に

お正月にお参りできなかったので、今日やっとお山に初詣に行ってきました。朝のうち、坂本にも霧が出ていたのですが、お山の上から見ると、午後も滋賀県はまるで墨絵のように幻想的でした。

根本中堂の大改修はまた一段と進んでいて、回廊の屋根の栩葺きが美しく仕上げられているところです。

根本中堂、大黒堂、阿弥陀堂、浄土院、別当大師廟所をお参りして、お買い物して帰宅。まだなんだか少し疲れやすいのか、横川まで行く元気がありませんでした。今年は幸先矢も頂き損ってしまって、残念な年の初めでした。

なんとなくランチを食べ損ねてしまったので、帰りに千客万来まねきだこでしおねぎマヨを。ソースより塩だれが好きだなぁ。

朝のお勤めと素敵な朝食

昨夜、私にしては割と早目にベッドに入ったのに、2時か3時に目覚めてしまい、それからほとんど眠れませんでした。2階にはレストランと大浴場がありますが、エレベーターを降りるとソファの上で瓦の獅子がお出迎え。朝6時前に大浴場に行ってみると、女性の方は結構既に人がいました。浴室の混雑状況は、お部屋のテレビからチェックできます。

お風呂の後は、集合時刻に間に合うように、1階ロビーへ。今回三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺に宿泊した最大の目的は、浄教寺の朝のお勤めに参加して、色々と見聞きをして、これからの時代の寺院のあり方について少し考えてみようというもの。ここは非公開寺院なので、お檀家さん以外はホテル経由で朝のお勤めに参加しないと、中に入れないのです。こちらのご住職は東京のお寺のご出身ですが、以前は銀行員をされていたそうです。お檀家さんが100軒ほどのお寺だそうなので、それだけではやっていかれないし、本堂建て替えの費用も捻出できないということ。それで「寺町通四条下る」という観光客向けのホテルには絶好の立地を生かして、バリアフリーのお堂を建て直すことになったそうです。ホテル側に寺の敷地を貸すことによって安定した収入が入ってくるので、それまでお檀家さんが納めていたお寺の護持会費が撤廃されたそうです。

時間になったら、ホテルのスタッフに引率されて本堂へ。6:50にご住職が出ていらして、30分ほど朝のお勤め。ここは浄土宗のお寺で、観無量寿経の一部がお唱えされている時に、1人ずつお焼香します。天台の法要に耳が慣れている私にも聞き慣れたものや、似てるけどちょっと違うものや、色々と唱えられて30分ほどのお勤めは終わり。最後にご住職からお勤めの内容や本堂に飾られている寺宝についてさらっと説明があって、何でも写真撮って良いですよと言われて、7:40までは自由に堂内の拝観ができます。

近代的な作りのお堂というよりは、建物の中に建物があるような錯覚が起きそうな作りになっています。参詣の人は靴のままで椅子席ですが、ご住職がお勤めをされる内陣にあたる部分は、履物を脱ぐようになっていました。照明はなかなか雰囲気があって素敵ですが、お堂に入ってまず目に飛び込んで来るのが、天井の素敵な絵です。

ホテルとの境のところが一部横長のガラス窓になっていて、お寺側から引き戸を開けるようになっていました。ホテルのロビーで集合時刻まで待っている間に覗くと、ご住職が蝋燭に火を灯したりして準備をしているところが見えます。

御本尊の真裏にはお釈迦様の絵。平重盛が建てたお堂がこちらのお寺の始まりということで、重盛の像や縁のあるものが飾られていました。寺宝は数ヶ月ごとに入れ替えて展示しているそうです。虫干しにもなるし、複数回訪れる人はまた違うお宝が拝見できて、こういうのも良いですね。寺宝は昭和のものもあるし、古いものもあるし、古いもののレプリカもあるし、という感じ。

観経変相図(當麻曼荼羅)は室町時代のもののレプリカ。

お堂を出ると、熊野権現さんが。平重盛が建てたお堂が始まりなので、そりゃそうですよね。

お勤めが終わったらご住職は奥に引っ込まれてしまったのですが、5分だけでも参拝の人と対話の時間があれば良いのになと思いました。例えもう2度と会うことがないかも知れない旅人でも、ちょっとしたやりとりがきっかけになって、家に帰ってから近所のお寺にも行ってみようかなとか、そういう気になるっていうこともあるのでね。この日たまたまだったのかもしれませんが。

三井ガーデンホテルは、「楽しみになる朝食」として朝食を売りにしています。こちらのホテルに入っているのは、僧伽小野というレストランで、もとは福岡県糸島市にある1日2組限定という料理旅館です。今まで泊まったことがある場所は、コロナの感染対策として一時的にプレート形式にしていた所を除き全部ビュッフェ形式でしたが、ここはいつもプレート形式。3種類のメインから選ぶのですが、私は今回僧伽ちらしと冷やし蕎麦を選びました。メインによってデザートが違うのですが、細々色々と付いてくるおかずは、全部一緒です。

最初にかなり濃い目に淹れた目覚めの煎茶と焙じ茶が運ばれてきて、その後朝ごはんのプレートが登場。

美しく盛り付けられた野菜のちらし寿司に、テンション上がります!

これをず~~~っと楽しみにしていたのですよ。待たずにすぐに出して頂けるので仕方がないのですが、生麩の田楽や焼き魚は、熱々ならもっとさらに美味しいだろうなぁと思ってしまいました。ここはランチかディナーを食べに、また来たいです。

ホテルの方は、気にならない人は気にならないだろうけれど、私は客室の造りが全体的にちょっと安っぽいなというのと、あの洗面台の場所が衛生的に気に入らないのと、全室バスタブが無いというのがマイナス過ぎて、もう泊まらないだろうなぁと思いました。ロビーの雰囲気は良いし、ベッドの寝心地も良かっただけに、ちょっと残念。

午後は仕事の予定が詰まっていたので、ホテルからの帰りに、進々堂の手ほぐし蒸し鶏とごぼうサラダの雑穀サンドを買ってきました。美味しいんだけど、ごぼうサラダが私にはちょっと甘すぎました。自分の好みの味付けで、今度作ってみようと思います。

そして夕食は、作る時間が全くないことが分かっていたので、これまた帰りに高島屋の地下で買ってきたものばかりで済ませました。大好きなRF-1からは、蒸し鶏の梅しそ揚げ春巻き、島豆腐とひじきのサラダ、京野菜入り緑の30品目サラダ、フレッシュマッシュルームのサラダ、北海道産生ハムとルッコラの華やかサラダ。パンはドンクのオレンジとクリームチーズのお食事パン。お皿の真ん中にあるのは、実はお正月用に買ってあったイカの雲丹和え。忙しい午後を乗り切って、ホッとするために合わせたのはイオンで買ってきたランブルスコ マルチェッロ。山盛りにサラダ盛り付けられててお皿が全然見えないけど、実はこれは知り合いが焼いたもので、去年の11月の展示会でお買い上げしたもの。

ツアーガイド

今日は、アトランタの大学院の同級生が旦那さんと一緒に坂本に来てくれたので、東塔エリアだけですが、お山を案内してきました。しょっちゅう行ってるし、今日は写真は1枚だけ。一応、「比叡の桜と青もみじ」の最中なので、それらしい写真を。ゆっくりお山を拝観したことのなかったおふたりが喜んでくれたので、ご案内した甲斐がありました。んでもちろん私は、お山に行けば必ず誰かにばったり会う訳で。😁

遅いランチは、下山してからお友達のリクエストで本家鶴喜そばで。久しぶりに来たけど、お蕎麦の太さが揃ってないし、ブチブチ短く切れちゃってるし、ちょっと喉ごしを楽しむ感じではなくて残念なことに。

食後はうちに来てお喋りしながらお茶して、アビーにも会って貰って、楽しい1日になりました。

久しぶりに延暦寺会館の売店をじっくり見たんだけど、こんな新商品があって、思わず買っちゃいました。東塔の根本中堂、西塔のにない堂、横川の元三大師堂が描かれています。買ったはいいけど、何に使うんだかねぇ?

聲明と琵琶のミニコンサート

今夜も大原の宝泉院さんでの、聲明と琵琶のミニコンサートに行って来ました。琵琶湖大橋を渡る車で湖西道路が渋滞していて、いつもより早目に家を出たのに、10分くらい遅刻しちゃったけど。コンサート/ライトアップに来てる人も、先日より多かったです。秋にまたやると思うので、その時には私も出させて頂こうかしら?

秘仏御開帳で長楽寺さんへ

今日から令和元年ですね。日本も、そして世界も、平和で平穏でありますように。今日も結構霧が深くて、坂本からお山は何も見えません。

京都の非公開文化財の春の特別拝観をしているので、その中から今日は長楽寺さんへ。先日京博での時宗の聲明と踊躍念仏の整理券をゲットできずに聴けなかったので、ちょっと楽しみにしていたのだけれど、到着してみてびっくり。朝バタバタしていてちょっと遅れちゃったんだけど、門前には長蛇の列が。令和元年5月1日と入った御朱印が欲しい人がいっぱい。私なんて、そんなこと考えてもみなかったけど。拝観だけの列はそこまで長くなかったんだけれど、法要をちょっとでも見たいという人が結構いて、境内に入ってからもなかなか列が前に進みませんでした。それでも途中から聲明やお念仏がお堂から漏れ聞こえてきたし、終わり頃はお堂にも入れたので、やっぱり行って良かったです。私の場合は、秘仏ももちろん拝観したいけれど、いちばん気になるのは聲明やお経とか法式とかなので、お参りの大多数の方とは興味の対象がちょっと違います。今日のいちばんの発見は、時宗でも読経の時の木魚、裏打ちするんだってこと!浄土宗でするのは知ってたけど。

天台聲明とどれくらい同じか違うかが知りたくて聴いてたんだけど、今日ちょっとだけ聴いた限りでは、時宗の聲明は節回しがもっとずっとシンプルみたい。でもお導師されてたご住職の声が大変に良くて、思わず聴き入ってしまいました。法要の後で、ご住職からご挨拶があり、簡単にお寺と秘仏についての説明が。長楽寺さんは、元々は天台宗のお寺で、鎌倉時代に浄土宗に、更に室町時代に時宗に改宗されたそうです。また建礼門院はここで御髪をおろして5ヶ月を過ごした後に、大原の寂光院に移られたのですって。秘仏の准胝観音は、天皇陛下の即位の時と厄年にだけご開帳になるものです。伝教大師が入唐する際に難破しないようにと海上に現れた観音さまを、後に伝教大師が自ら彫られたものですって。准胝って凄く真言宗ってイメージがあって、普通天台では観音さんとしては数えない気がするのですけれどね。ついでに、収蔵庫で拝観できる阿弥陀三尊像は、恵心僧都源信の作ですってよ。

以前にもお参りしたことがあるので知ってるのですが、境内をサクッと散策。こんな筍をハケーン。雨が降ってたので、雨後の筍というより、雨中の筍ですね。こんなに大きくなっちゃったら、もう固くて食べられないけれど。

一応、京都市内が見渡せるところまで行きましたが、ここは墓地の一角です。

ここには色んな人のお墓が残ってるのですが、いちばん有名なのは頼山陽でしょうね。

境内を後にして、ランチを食べようと三条河原町へ。円山公園、祇園さん、四条通を通るという致命的なミスを犯しました。観光客、しかも外国人が多くて、歩きにくいことこの上ない。途中でこんな景色を見たんですが、なんの工事でしょう?先斗町歌舞練場のところなんだけど。

久しぶりに進々堂のカフェレストランでランチ。みつせ鶏もも肉ハーブローストタプナードソースで、パン食べ放題のセットにしました。それにしても、お上品な量よね。これじゃアメリカなら前菜にしかならないわ。今日食べたパンは、クロワッサン、ブリオッシュ、全粒粉パン、ガーリックブレッド、明太フランス、クランベリーと胡桃のパン、チーズのパン、うぐいす豆のパン。パンはとても美味しかったわ。本当はレトロバゲットを買って帰りたかったのだけれど、今日は雨降りなのでまたの機会に。

東急ハンズとロフトもちょっとブラブラして覗いて、お買い物して帰ってきました。家に帰ってきて、この山に低く雲が垂れ込めている景色を見ると、家に帰ってきたな~ってホッとします。人混みを歩いて、疲れたわ。

柚子餡のお菓子を買いに行ったはずなのに、全然違うものばっかり買って帰ってきちゃった。これは近所の廣栄堂寿延さんの。左から青若葉(抹茶餡)、花菖蒲(練りきり)、味噌餡の柏餅。