和食」カテゴリーアーカイブ

ごちそうさま

今日は大原のお寺で、とあるグループのお勉強会がありまして、その会場設営のお手伝いをしました。お勉強会が始まる前の腹拵えに、お寺の近くのおのみやすでランチ。ご住職がオススメの鍋焼きうどんをご馳走して下さいました。

イベントはとても興味深い内容だったのですが、とにかく寒くて、寒くて・・・ お話の続きは、また暖かい時にお聞きしたいです。

良弁杉由来

大阪の国立文楽劇場に、人形浄瑠璃文楽を観に行ってきました。この日は第一部の良弁杉由来。良弁僧正の出身地等に関しては諸説あるようですが、人形浄瑠璃では志賀の里で二番茶の茶摘みを見物している時に、赤ちゃんだった良弁僧正が鷲に拐われてしまうという設定。セットも、崇福寺跡の辺の景色にちゃんと似せてあるなぁと思いました。そして最後は、そうやって石山寺につながるの!って、なるほどと思いながら観劇。途中で三味線の方が持ち替えで珍しく八雲という二弦琴を演奏なさったり、内容濃かった!二弦琴も、音程の取り方が須磨寺とかの一弦琴と同じだと思うんだけど、耳がちゃんとしてないと物凄く難しいと思われます。左手の指が弦のどの位置を抑えるかだけでなく、弦にどの程度下方向の力を加えるのかと、両方で音程変わるんだもん。

睨み鯛の間の卯の字は、東大寺別当の橋村公英師の揮毫だそう。良弁僧正の大遠忌で良弁杉由来をかけているのでね。

大阪駅に出て、2時半頃にやっと、梅田麹室豊祝で、ランチにありつきました。11時開演だと、どうしてもランチは終わってからってなりますね。お造りはとても美味しかったけど、巨大唐揚げの味付けが甘くて、撃沈しました。もちろんグラスの中が水の筈は無く… 🤣

でも、ここで私のツボにいちばんはまったのは、このお店のシャンデリアですよ。そもそもシャンデリアって呼んで良いのかって話なんだけど。🤣

朝のお勤めと素敵な朝食

昨夜、私にしては割と早目にベッドに入ったのに、2時か3時に目覚めてしまい、それからほとんど眠れませんでした。2階にはレストランと大浴場がありますが、エレベーターを降りるとソファの上で瓦の獅子がお出迎え。朝6時前に大浴場に行ってみると、女性の方は結構既に人がいました。浴室の混雑状況は、お部屋のテレビからチェックできます。

お風呂の後は、集合時刻に間に合うように、1階ロビーへ。今回三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺に宿泊した最大の目的は、浄教寺の朝のお勤めに参加して、色々と見聞きをして、これからの時代の寺院のあり方について少し考えてみようというもの。ここは非公開寺院なので、お檀家さん以外はホテル経由で朝のお勤めに参加しないと、中に入れないのです。こちらのご住職は東京のお寺のご出身ですが、以前は銀行員をされていたそうです。お檀家さんが100軒ほどのお寺だそうなので、それだけではやっていかれないし、本堂建て替えの費用も捻出できないということ。それで「寺町通四条下る」という観光客向けのホテルには絶好の立地を生かして、バリアフリーのお堂を建て直すことになったそうです。ホテル側に寺の敷地を貸すことによって安定した収入が入ってくるので、それまでお檀家さんが納めていたお寺の護持会費が撤廃されたそうです。

時間になったら、ホテルのスタッフに引率されて本堂へ。6:50にご住職が出ていらして、30分ほど朝のお勤め。ここは浄土宗のお寺で、観無量寿経の一部がお唱えされている時に、1人ずつお焼香します。天台の法要に耳が慣れている私にも聞き慣れたものや、似てるけどちょっと違うものや、色々と唱えられて30分ほどのお勤めは終わり。最後にご住職からお勤めの内容や本堂に飾られている寺宝についてさらっと説明があって、何でも写真撮って良いですよと言われて、7:40までは自由に堂内の拝観ができます。

近代的な作りのお堂というよりは、建物の中に建物があるような錯覚が起きそうな作りになっています。参詣の人は靴のままで椅子席ですが、ご住職がお勤めをされる内陣にあたる部分は、履物を脱ぐようになっていました。照明はなかなか雰囲気があって素敵ですが、お堂に入ってまず目に飛び込んで来るのが、天井の素敵な絵です。

ホテルとの境のところが一部横長のガラス窓になっていて、お寺側から引き戸を開けるようになっていました。ホテルのロビーで集合時刻まで待っている間に覗くと、ご住職が蝋燭に火を灯したりして準備をしているところが見えます。

御本尊の真裏にはお釈迦様の絵。平重盛が建てたお堂がこちらのお寺の始まりということで、重盛の像や縁のあるものが飾られていました。寺宝は数ヶ月ごとに入れ替えて展示しているそうです。虫干しにもなるし、複数回訪れる人はまた違うお宝が拝見できて、こういうのも良いですね。寺宝は昭和のものもあるし、古いものもあるし、古いもののレプリカもあるし、という感じ。

観経変相図(當麻曼荼羅)は室町時代のもののレプリカ。

お堂を出ると、熊野権現さんが。平重盛が建てたお堂が始まりなので、そりゃそうですよね。

お勤めが終わったらご住職は奥に引っ込まれてしまったのですが、5分だけでも参拝の人と対話の時間があれば良いのになと思いました。例えもう2度と会うことがないかも知れない旅人でも、ちょっとしたやりとりがきっかけになって、家に帰ってから近所のお寺にも行ってみようかなとか、そういう気になるっていうこともあるのでね。この日たまたまだったのかもしれませんが。

三井ガーデンホテルは、「楽しみになる朝食」として朝食を売りにしています。こちらのホテルに入っているのは、僧伽小野というレストランで、もとは福岡県糸島市にある1日2組限定という料理旅館です。今まで泊まったことがある場所は、コロナの感染対策として一時的にプレート形式にしていた所を除き全部ビュッフェ形式でしたが、ここはいつもプレート形式。3種類のメインから選ぶのですが、私は今回僧伽ちらしと冷やし蕎麦を選びました。メインによってデザートが違うのですが、細々色々と付いてくるおかずは、全部一緒です。

最初にかなり濃い目に淹れた目覚めの煎茶と焙じ茶が運ばれてきて、その後朝ごはんのプレートが登場。

美しく盛り付けられた野菜のちらし寿司に、テンション上がります!

これをず~~~っと楽しみにしていたのですよ。待たずにすぐに出して頂けるので仕方がないのですが、生麩の田楽や焼き魚は、熱々ならもっとさらに美味しいだろうなぁと思ってしまいました。ここはランチかディナーを食べに、また来たいです。

ホテルの方は、気にならない人は気にならないだろうけれど、私は客室の造りが全体的にちょっと安っぽいなというのと、あの洗面台の場所が衛生的に気に入らないのと、全室バスタブが無いというのがマイナス過ぎて、もう泊まらないだろうなぁと思いました。ロビーの雰囲気は良いし、ベッドの寝心地も良かっただけに、ちょっと残念。

午後は仕事の予定が詰まっていたので、ホテルからの帰りに、進々堂の手ほぐし蒸し鶏とごぼうサラダの雑穀サンドを買ってきました。美味しいんだけど、ごぼうサラダが私にはちょっと甘すぎました。自分の好みの味付けで、今度作ってみようと思います。

そして夕食は、作る時間が全くないことが分かっていたので、これまた帰りに高島屋の地下で買ってきたものばかりで済ませました。大好きなRF-1からは、蒸し鶏の梅しそ揚げ春巻き、島豆腐とひじきのサラダ、京野菜入り緑の30品目サラダ、フレッシュマッシュルームのサラダ、北海道産生ハムとルッコラの華やかサラダ。パンはドンクのオレンジとクリームチーズのお食事パン。お皿の真ん中にあるのは、実はお正月用に買ってあったイカの雲丹和え。忙しい午後を乗り切って、ホッとするために合わせたのはイオンで買ってきたランブルスコ マルチェッロ。山盛りにサラダ盛り付けられててお皿が全然見えないけど、実はこれは知り合いが焼いたもので、去年の11月の展示会でお買い上げしたもの。

ツアーガイド

今日は、アトランタの大学院の同級生が旦那さんと一緒に坂本に来てくれたので、東塔エリアだけですが、お山を案内してきました。しょっちゅう行ってるし、今日は写真は1枚だけ。一応、「比叡の桜と青もみじ」の最中なので、それらしい写真を。ゆっくりお山を拝観したことのなかったおふたりが喜んでくれたので、ご案内した甲斐がありました。んでもちろん私は、お山に行けば必ず誰かにばったり会う訳で。😁

遅いランチは、下山してからお友達のリクエストで本家鶴喜そばで。久しぶりに来たけど、お蕎麦の太さが揃ってないし、ブチブチ短く切れちゃってるし、ちょっと喉ごしを楽しむ感じではなくて残念なことに。

食後はうちに来てお喋りしながらお茶して、アビーにも会って貰って、楽しい1日になりました。

久しぶりに延暦寺会館の売店をじっくり見たんだけど、こんな新商品があって、思わず買っちゃいました。東塔の根本中堂、西塔のにない堂、横川の元三大師堂が描かれています。買ったはいいけど、何に使うんだかねぇ?