投稿者「nshima」のアーカイブ

初観音でお写経

初観音だったので、いつもとてもお世話になっている近所のお寺の写経会に行ってきました。自分の字ではなくて、お手本通りにと言われるのですが、筆ペンの持ち方や動かし方が下手なせいか、相変わらず幼稚な字です。それでも、6年半前に始めた時より、ちょっとだけマシになったでしょうか・・・

三千院の左義長

午前中に、三千院の左義長に行ってきました。不動堂の前の広場に、お正月飾りがまとめて積み上げてあります。近所の人やお参りの人も、今年使ったお正月飾りを持ってきます。

簡単な法楽の後、いよいよ点火。

あっという間に、杉の葉からモクモクと黄色っぽい煙がモクモクと立ち昇ります。

書道の上達を願って、お書き初めも火に焚べます。

大原観光保勝会のみなさんが、鏡餅を焼いて、お善哉のお接待をして下さいました。これも毎年恒例です。

お善哉を頂いたのにもかかわらず、午後おうちでおやつを食べちゃいました。一昨日お山で買ってきたこちらのたねやさんの「ふくみ天平」という最中は、皮にも餡にも茶葉が使われていて、延暦寺での限定販売だそうです。食べるとお茶の香りが鼻腔に広がります。

夜は、どうしても食べたくなって、鶏肉と舞茸と牛蒡と芹の吸い物を作りました。いつもはお正月2日に、ここに焼き餅を入れて、お雑煮として食べるのですが、今年はそれができなかったので。焼き餅を入れなくても、大満足の味でした。

新しい名刺入れ

そんなに頻繁に誰かと名刺の交換をすることはないのですが、5年ほど前から欲しいなと思っていたHacoaというお店の名刺入れがあって、この度新調することにしました。色んな木の中から、私が選んだのは黒檀。外側が表も裏も黒檀なんです。追加料金で表に色々模様を彫って貰えるんだけど、「イヌ」はダックスフント。カチッと硬いデザインのところに可愛いわんこ柄というギャップがなかなか気に入りました。私の名刺は18枚入りました。ちょっとこの写真では青っぽく見えますが、とても濃い茶色です。

夕食は、大した物は作ってないのに、汁物を作る余力がありませんでした。盛り付けで誤魔化します。蓮根の冷菜を作ったので、箸置きも蓮根にしてみました。

やっと初詣に

お正月にお参りできなかったので、今日やっとお山に初詣に行ってきました。朝のうち、坂本にも霧が出ていたのですが、お山の上から見ると、午後も滋賀県はまるで墨絵のように幻想的でした。

根本中堂の大改修はまた一段と進んでいて、回廊の屋根の栩葺きが美しく仕上げられているところです。

根本中堂、大黒堂、阿弥陀堂、浄土院、別当大師廟所をお参りして、お買い物して帰宅。まだなんだか少し疲れやすいのか、横川まで行く元気がありませんでした。今年は幸先矢も頂き損ってしまって、残念な年の初めでした。

なんとなくランチを食べ損ねてしまったので、帰りに千客万来まねきだこでしおねぎマヨを。ソースより塩だれが好きだなぁ。

寒い日のスープはごちそう

冷蔵庫に残っていた堀川牛蒡と、大好きな鶏手羽をじっくり煮込んで、スープにしました。我が家は冬になると、火を使っていない時間のキッチンは、外と同じ気温になります。だからこういうスープも煮込んでしばらく置いておくと脂が固まるので、そこだけ掬い取って捨てるのが楽です。昨日買ってきた蓬パンと明太チーズのパンは、あぶって表面をちょっとカリッと。どれも美味しく頂きました。

朝のお勤めと素敵な朝食

昨夜、私にしては割と早目にベッドに入ったのに、2時か3時に目覚めてしまい、それからほとんど眠れませんでした。2階にはレストランと大浴場がありますが、エレベーターを降りるとソファの上で瓦の獅子がお出迎え。朝6時前に大浴場に行ってみると、女性の方は結構既に人がいました。浴室の混雑状況は、お部屋のテレビからチェックできます。

お風呂の後は、集合時刻に間に合うように、1階ロビーへ。今回三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺に宿泊した最大の目的は、浄教寺の朝のお勤めに参加して、色々と見聞きをして、これからの時代の寺院のあり方について少し考えてみようというもの。ここは非公開寺院なので、お檀家さん以外はホテル経由で朝のお勤めに参加しないと、中に入れないのです。こちらのご住職は東京のお寺のご出身ですが、以前は銀行員をされていたそうです。お檀家さんが100軒ほどのお寺だそうなので、それだけではやっていかれないし、本堂建て替えの費用も捻出できないということ。それで「寺町通四条下る」という観光客向けのホテルには絶好の立地を生かして、バリアフリーのお堂を建て直すことになったそうです。ホテル側に寺の敷地を貸すことによって安定した収入が入ってくるので、それまでお檀家さんが納めていたお寺の護持会費が撤廃されたそうです。

時間になったら、ホテルのスタッフに引率されて本堂へ。6:50にご住職が出ていらして、30分ほど朝のお勤め。ここは浄土宗のお寺で、観無量寿経の一部がお唱えされている時に、1人ずつお焼香します。天台の法要に耳が慣れている私にも聞き慣れたものや、似てるけどちょっと違うものや、色々と唱えられて30分ほどのお勤めは終わり。最後にご住職からお勤めの内容や本堂に飾られている寺宝についてさらっと説明があって、何でも写真撮って良いですよと言われて、7:40までは自由に堂内の拝観ができます。

近代的な作りのお堂というよりは、建物の中に建物があるような錯覚が起きそうな作りになっています。参詣の人は靴のままで椅子席ですが、ご住職がお勤めをされる内陣にあたる部分は、履物を脱ぐようになっていました。照明はなかなか雰囲気があって素敵ですが、お堂に入ってまず目に飛び込んで来るのが、天井の素敵な絵です。

ホテルとの境のところが一部横長のガラス窓になっていて、お寺側から引き戸を開けるようになっていました。ホテルのロビーで集合時刻まで待っている間に覗くと、ご住職が蝋燭に火を灯したりして準備をしているところが見えます。

御本尊の真裏にはお釈迦様の絵。平重盛が建てたお堂がこちらのお寺の始まりということで、重盛の像や縁のあるものが飾られていました。寺宝は数ヶ月ごとに入れ替えて展示しているそうです。虫干しにもなるし、複数回訪れる人はまた違うお宝が拝見できて、こういうのも良いですね。寺宝は昭和のものもあるし、古いものもあるし、古いもののレプリカもあるし、という感じ。

観経変相図(當麻曼荼羅)は室町時代のもののレプリカ。

お堂を出ると、熊野権現さんが。平重盛が建てたお堂が始まりなので、そりゃそうですよね。

お勤めが終わったらご住職は奥に引っ込まれてしまったのですが、5分だけでも参拝の人と対話の時間があれば良いのになと思いました。例えもう2度と会うことがないかも知れない旅人でも、ちょっとしたやりとりがきっかけになって、家に帰ってから近所のお寺にも行ってみようかなとか、そういう気になるっていうこともあるのでね。この日たまたまだったのかもしれませんが。

三井ガーデンホテルは、「楽しみになる朝食」として朝食を売りにしています。こちらのホテルに入っているのは、僧伽小野というレストランで、もとは福岡県糸島市にある1日2組限定という料理旅館です。今まで泊まったことがある場所は、コロナの感染対策として一時的にプレート形式にしていた所を除き全部ビュッフェ形式でしたが、ここはいつもプレート形式。3種類のメインから選ぶのですが、私は今回僧伽ちらしと冷やし蕎麦を選びました。メインによってデザートが違うのですが、細々色々と付いてくるおかずは、全部一緒です。

最初にかなり濃い目に淹れた目覚めの煎茶と焙じ茶が運ばれてきて、その後朝ごはんのプレートが登場。

美しく盛り付けられた野菜のちらし寿司に、テンション上がります!

これをず~~~っと楽しみにしていたのですよ。待たずにすぐに出して頂けるので仕方がないのですが、生麩の田楽や焼き魚は、熱々ならもっとさらに美味しいだろうなぁと思ってしまいました。ここはランチかディナーを食べに、また来たいです。

ホテルの方は、気にならない人は気にならないだろうけれど、私は客室の造りが全体的にちょっと安っぽいなというのと、あの洗面台の場所が衛生的に気に入らないのと、全室バスタブが無いというのがマイナス過ぎて、もう泊まらないだろうなぁと思いました。ロビーの雰囲気は良いし、ベッドの寝心地も良かっただけに、ちょっと残念。

午後は仕事の予定が詰まっていたので、ホテルからの帰りに、進々堂の手ほぐし蒸し鶏とごぼうサラダの雑穀サンドを買ってきました。美味しいんだけど、ごぼうサラダが私にはちょっと甘すぎました。自分の好みの味付けで、今度作ってみようと思います。

そして夕食は、作る時間が全くないことが分かっていたので、これまた帰りに高島屋の地下で買ってきたものばかりで済ませました。大好きなRF-1からは、蒸し鶏の梅しそ揚げ春巻き、島豆腐とひじきのサラダ、京野菜入り緑の30品目サラダ、フレッシュマッシュルームのサラダ、北海道産生ハムとルッコラの華やかサラダ。パンはドンクのオレンジとクリームチーズのお食事パン。お皿の真ん中にあるのは、実はお正月用に買ってあったイカの雲丹和え。忙しい午後を乗り切って、ホッとするために合わせたのはイオンで買ってきたランブルスコ マルチェッロ。山盛りにサラダ盛り付けられててお皿が全然見えないけど、実はこれは知り合いが焼いたもので、去年の11月の展示会でお買い上げしたもの。

遅ればせながらの誕生日ディナー

2日の自分の誕生日にはどこにも行かれなかったので、今日は泊まりがけてお出かけ。とは言っても、京都なんだけど。「寺院共存型」ホテルということで、2020年9月末に開業した時にちょっと話題になった三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺の「朝のお勤め体験付きプラン」を利用。たまたま2,000円オフになるクーポンを持っていたので、それを使ってモデレートクイーン朝食付きで、税込み8,355円也。寺町通四条下るという立地なのだけれど、入り口はちょっと奥まっている。

入る前から、和を前面に押し出してる感じがする。

奥にお寺の入口も見えてるけれど、これが山門の代わりかな。

こんな立派な灯籠も。

そしてこちらがホテルの入り口。まだ松の内なので、お正月飾りが出ています。

見上げると、上はちょっと垂木のようなデザイン。垂木の役割は果たしていませんが。

中に入ると、黒と基調として、和の物を使ってデザインが統一されているのが分かります。床のライトは擬宝珠のデザイン。

奥にあるのは長持ちの金属枠で、その中に香炉が置かれていて、私が行った時にはお香が焚かれていました。

ロビーは天井も床も黒系統なので、ちょっと暗い感じがします。

フロントデスクの後ろにも、和のものがデザインされていて、もともと浄教寺にあったお堂から、デザイン性の高いものを持ってきて再利用していますね。

木鼻の獏は完全にそうですね。

チェックインの時に、朝のお勤めの説明や注意事項が書かれたパンフレットを渡されて、御朱印帳はここで預けると、チェックアウトまでに用意しておいて貰えるようでした。私は今回御朱印帳を持って行かなかなったので、書き置きのをお願いしました。確かオリジナルの御朱印帳があった筈なのですが、そのことには触れられず・・・

チェックインを済ませてお部屋があるフロアでエレベーターを降りると、達磨大師さんがお出迎え。

廊下はシックな色使いです。

お部屋の窓にはカーテンの代わりに、外側にロールスクリーン、内側にアクリル障子があって、両方とも開閉できます。アクリル障子は軽くて開閉しやすいけれど、ちょっと安っぽい感じが否めません。

ベッドサイドの棚には電気ケトルやコーヒー、ティーバッグ、グラス、冷蔵庫などが収納されています。

向かい側の棚には、タオル類とパジャマ、ドライヤーが収納されていました。この部屋でなんとも奇妙で目を引くのが、洗面台。なんでこんなところに?と思う場所にあるのですが、やはりこれは使い難いです。歯磨きすると、歯磨き粉の白い粉が焦げ茶の壁に飛び散るのですよね。

このホテルは客室には浴槽がなくて、全室シャワーストールだけのようです。2階に大浴場がありますが、これは大きなお風呂が好きな日本人は大浴場に行って部屋のお風呂は使わないことが多いし、どっぷりとお風呂に浸かる習慣がない外国人はシャワーストールで十分という設計なのではないでしょうか。私は自分の部屋のお風呂にどっぷり浸かって寝て、朝起きてまたどっぷり浸かるのが好きなんですけど。

そういうわけで、トイレはシャワー空間と別です。ちょっと横幅狭いかな。体格の良い外国人男性には、このトイレはかなり窮屈だと思います。

ベッドのあるスペースと、洗面台のあるスペースとの間には、このように動かせる扉があるのですが、途中までしか閉まらない設計で、ちょっと意味不明です。おしゃれっぽくしてみたんだけど、ちょっと実用的でない意味不明な設計のものが客室にはちらほら見受けられるホテルですね。

ホテルの紹介はとりあえずこれくらいにしておきます。チェックインしてちょっと一休みをしてから、ハンズにお買い物に行ったのですが、ハンズの入口の外に来ていたお店で、パッと目に入ったウールのスカーフ。軽くて暖かいのも素晴らしいんだけど、ラブラドールさんの柄!山岳ガイドでもあり、ラブラドールさんと暮らしてた方が染めたもので、禾口木丙というブランドで制作販売されているのですが、ラブ好きがめっちゃ伝わってきます。お手入れの仕方もしっかり教えて頂いたので、末長く大事にします。紺色の線画のとものすご〜く迷ったんだけど、こっちにしました。寒い日もこれでテンション上がりそう。

買い物の後は夕食に。誕生日にデパ地下の福袋やウマウマを楽しめなかったので、今夜やっと美味しいものを堪能しました。最初行こうと思っていたお店は、なんと今夜は年に1度の設備点検だとかで、ディナーの営業はなし。たまにはデパートの中のレストランに行ってみるのも良いなと、高島屋のアルポルトカフェでカジュアルなコース料理を頂くことにしました。

まずはシャンパンで乾杯!

前菜の盛り合わせは、里芋はあともうほんのちょっとだけ柔らかい方が食べやすいのと、太刀魚の洋風南蛮漬がちょっと固くて、皮に近いところがゴムっぽい食感になっちゃってたのが残念。

ホタテの火の入り方はこれ以上ないってくらい絶妙。

きのこのパスタは、ちゃんときのこの食感が残る大きさに切られていて、きのこを食べている満足感が味わえました。

ぐじの鱗焼きは絶品でした。またソースが美味しくて、パンをもう一切れお願いして、ソースもきれいに平らげました。

そしてデザートの盛り合わせ。アメリカンサイズの胃袋の私は、最初の前菜のお上品なサイズを見て、コース料理全部食べても足りるかな?と不安になったのですが、大丈夫でした。最後にはちゃんとお腹いっぱいに。

そして、ものすごーく久しぶりに、私の好みの味のコーヒーに出会えました!

いやぁ、満足。無理に1月2日の自分の誕生日にご馳走を食べようとしなくても、こういうのも良いなと思いました。

明朝のお勤めと朝食はどんなかな?と楽しみに思いながら、ちょっといつもより早目に就寝です。

お取り寄せの鯖寿司

蟄居中に秋刀魚の押し寿司がどうしても食べたくなって、和歌山の有田川温泉の鮎茶屋というところの冷凍の押し寿司をお取り寄せした。注文したのは、秋刀魚と鮎と鯖。とりあえず今日は、鯖を解凍して食べた。そこそこ美味しかったけれど、やっぱりあの花折の鯖寿司には勝てないね。

喪中の寝正月

今年は喪中なので、もとから日吉さんに初詣に行くつもりはなかったのですが、1月7日まで出歩く訳にはいかず、寝正月になりました。1年の計は元旦にありというけれど、今年はなんという始まりなんでしょう。

ツアーガイド

今日は、アトランタの大学院の同級生が旦那さんと一緒に坂本に来てくれたので、東塔エリアだけですが、お山を案内してきました。しょっちゅう行ってるし、今日は写真は1枚だけ。一応、「比叡の桜と青もみじ」の最中なので、それらしい写真を。ゆっくりお山を拝観したことのなかったおふたりが喜んでくれたので、ご案内した甲斐がありました。んでもちろん私は、お山に行けば必ず誰かにばったり会う訳で。😁

遅いランチは、下山してからお友達のリクエストで本家鶴喜そばで。久しぶりに来たけど、お蕎麦の太さが揃ってないし、ブチブチ短く切れちゃってるし、ちょっと喉ごしを楽しむ感じではなくて残念なことに。

食後はうちに来てお喋りしながらお茶して、アビーにも会って貰って、楽しい1日になりました。

久しぶりに延暦寺会館の売店をじっくり見たんだけど、こんな新商品があって、思わず買っちゃいました。東塔の根本中堂、西塔のにない堂、横川の元三大師堂が描かれています。買ったはいいけど、何に使うんだかねぇ?