投稿者「nshima」のアーカイブ

隅に置けぬヤツ

桃が食いしん坊だってことは、もう実は有名らしいの。一応桃はまだ嫁入り前の妙齢な娘なので、そのことは今までひた隠しに隠してきたつもり。でも今日は、その食いしん坊の現場写真、撮られちゃいました。誰か桃に興味があるオス犬が、興信所でも雇ったのかしら?それとも桃の実態を暴こうとする、ロシア人スパイ組織の陰謀かしら?恥ずかしくて、桃困っちゃう。 

さて、マミー、今日はどんな美味しいものを作ってくれるのかしら?お味見のお手伝い、しましょうか?

どれどれ、野菜ボックスには、何が入ってるのかな?

こら~、そんなところまで深々と頭突っ込んで!しかもミステリーミート(桃の食事)が入ってるタッパーウェアー、動いてるじゃないかっ!

マッチ売りの少女

マミーったら、桃のことすぐからかうの。桃がいつもおとなしくいい子にしてるのをいいことに、色んな格好させては、写真撮るのよ。 マッチはいらんかね~。マッチはいらんかね~。今時まだマッチ使う人、いるのかしら?

マッチ売りの少女、桃

カモとり桃兵衛

考える犬、桃

お引越し

桃とマミーは、またお引越しするかも知れないんだって。桃はね、もう何回もお引越ししたことあるんだよ。まず生まれ育ったミズーリの田舎を離れて、マミーと出会ったでしょ。それからマミーと一緒にまずバージニアにお引越しして、バージニアの中でもお引越しして、それから3年半前に今のお家にお引越ししたの。今度またしたら、桃にとっては5回目のお引越しだなぁ。でもね、どこに行っても、いつもずっとマミーとは一緒なんだ。大好きなマミーだから。そうそう、今度お引越しするかもしれないところは、州の木が桃なんだって。車のナンバープレートにも、桃の絵が描いてあるらしいよ。桃、みんなのアイドルになれるかなぁ。雪が降らないところらしいから、それはちょっと残念。まだ本当にお引越しするかどうかは分からないから、分かったらまたここでみんなにお知らせしま~す。

本日の桃の短歌。「桃むすめ みんなに愛嬌 振りまいて 八方美人と からかわれるなり。」

ふさふさ

桃のしっぽはね、ふさふさなんだよ。本来ラブのしっぽっていうのは、カワウソのしっぽみたいなのが良しとされてるんだって。だから桃みたいにふさふさしてfetherが生えてるのは、ショーには出られないんだって。別に桃はショーになんて出たくもないし、マミーも出て貰いたくないみたいだから、関係ないんだけどね。このしっぽのお陰でね、ラブの飼い主にまで「なんていう種類の犬ですか?」って訊かれるの。でもね、そんなことを訊かれても、桃もマミーも平気なの。だって、この桃のふさふさのしっぽは世界でいちばん可愛いって、マミーが言ってくれるから。でもね、このしっぽ、お風呂に入ってちょと乾いてくると、ボサボサになっちゃうの。マミーはね、このしっぽがはたきかペンキを塗る刷毛にでもならないかって、時々桃に訊いてくるの。でもね~、これはやっぱり、嬉しい時にただバシバシと振って、誰かを叩くのに使いたいなぁ。

本日の桃の俳句。「ふさふさの しっぽを振って お出迎え。」

引っ付き虫

桃はね、引っ付き虫なの。マミーにべったりくっ付いてるのが大好きなの。だってそれが一番安心なんだもの。マミーがお勉強してる時にはね、その机の下に入って、遊んで貰えるまで待つの。マミーの椅子のすぐ横には桃のクレートがあって、ちゃんとお気に入りのフリースの毛布も入れて貰ってるの。別にクレートの中にいても、マミーのことはよ~く見えるんだけどね、桃はマミーに引っ付くのが好きなの。マミーはちょっと複雑な気持ちなんだって。桃がそこまでマミーに甘えるのは嬉しいし、冬には足元が暖かいけど、足が伸ばせないからちょっと迷惑だし、椅子を動かそうと思うと危ないし。実は桃が無類の足フェチだっていうことは、ここだけの内緒ね。

待つ身の桃。つらいわ~。

ねえ、写真なんて撮ってないで、早くお勉強終わらせて、桃と遊んでよ。

番犬もどき

桃はね、人の姿が見えるまでは、気配を感じると「ウォンッ!」って低~いオジさんみたいな声で、お話するの。でもね、ひとたび誰かの姿が見えたら、お話は終わりになって、尻尾バシバシ遊んでよ攻撃に切り替えることにしてるの。だからマミーにいつも、「桃ちゃん、そんなに誰とでも遊びたかったら、番犬にはなれないわね。」って言われてるの。で、今日はちょっと心を入れ替えまして、ちょっと役に立つ番犬を目指して、玄関のマットに寝そべってみました。

ここだけの話ですが、本当は番犬になろうなんて野心はこれっぽっちもなく、2階でかけてる掃除機が怖くて、1階に降りてきただけなのでした。掃除機が降りてきたら、その行方をちゃんと追えるようにと、階段の下で待ち構えているだけなのです。桃、面目丸潰れ。

あ、マミーが写真を撮ってくれる!

きゃっ!掃除機がそろそろ降りてくるみたいだ!

本日の桃の短歌。「掃除機の 姿を見たら すごすごと 股に尻尾を 挟んで隠れる」

太陽の子

桃はお日様が大好きなの。暑いのは大の苦手なんだけど、真夏でも、クーラーのガンガンきいてるお部屋で日向ぼっこするのは大好き。

(桃ちゃん、それ不経済だから、やめてね。)

あんまりやり過ぎて、頭がほかほかになっちゃって、真っ赤な舌がべろりんちょって出て、息がはぁはぁして、マミーがちょっと心配したこともあるほどなの。どうして頭ばっかりほかほかになったかってね、桃の大好きなお日様、頭にしかあたってなかったらしいの。いつもマミーに笑われるんだけど、桃は自分が眩しければ、全身にお日様があたってると思って、大満足なの。やっぱり桃って変なのかしら?

本日の桃の俳句。「お日様を 顔に浴びたら 大満足。」

腹時計、目覚まし時計

桃はね、毎朝7時過ぎに目が覚めるの。だってお腹がペコペコになるから。それでね、マミーを起こすの。ごはんちょーだいって。マミーのことをおててで「とんとん」ってして、ベッドから飛び降りて、また「とんとん」ってするの。(桃ちゃん、マミーは引っ掻かれてるような気がしますけど。痛いよ、桃ちゃんのおてて。)ごはん食べたら、マミーと一緒にまた寝るんだ。

夜もね、6時半くらいから、そわそわしちゃうの。いつごはん貰えるかなと思って。マミーのお顔と、桃のごはんが入ってるタッパーウェア、見比べては笑われるんだ。7時半までは待ちなさいって。でもさ、桃の腹時計って、とっても正確だと思わない?

本日の桃の俳句。「運動後 ちょっと乱れる 腹時計」

小心者のつぶやき

桃がお散歩してる時、色んなお家の前を通るの。犬を飼ってるお家もたくさんあって、前を通ると吠えられることもしばしば。どうもね、みんな桃の首についてる鑑札とか名札の音がチャリチャリいうのが気になって、それで吠えるみたい。「ボクんちの前を歩いてるのは、どこのわんこだ。」とか「私もお散歩に行きたいわ。」とか、色々言われるの。マミーにはあんまりよく分からないみたいで、「桃ちゃん、何て言われてるの?」っていつも訊かれるの。どんなに大きな声で他の犬に話しかけられても、桃は絶対にお外では言い返さないんだよ。だって桃、小心者だから。

前にも書いたけど、家の隣には2匹大きな犬がいるの。いつも裏庭で大きなお声を出してる犬が。お家の中まで聞こえて来るんだけど、その時は桃もお話するの。マミーのベッドに寝転がったままで。「ウ~~~~~~、ワッフ!ウ~~~~ウ~~~~~~~~~」って。でもね、マミーに笑われちゃうの。「桃ちゃん、そんなに小さな声でつぶやいてみても、あっちには聞こえないよ。無駄な努力はしなさんな。」って。郵便が来る時には、もっと大声でお話するよ。だってマミーに知らせないといけないからね。

本日の桃の俳句。「小心者 塀のこちらで 吠えてみる」

マミーが困ってる・・・

水曜日はね、マミーが1日学校の日なの。夕方帰って来ると、桃をお散歩に連れて行ってくれるんだよ。マミーと桃はね、お散歩の途中でも色々お話するの。あ、でもね、桃のお話はね、いつもマミーにしか分からない内緒話だよ。だって桃は大声出さないから。全部おめめと仕草でお話するの。

ところで、今日マミーが帰って来る時、お家のすぐ近くの道路が迂回になって、水がゴボゴボ出てたんだって。まさかね~と思って、水道をひねったら、お水が出ないって。お隣のお家のおじちゃんは、すっ飛んできたよ。水道代払い忘れて、水止められたのかと思ったって。慌てん坊さんだね。でもね、みんなお夕食の仕度の時間だから、困るんだって。マミーは残り物で済ませてたけど。桃はいつもドライフードだから、あんまり関係ないんだ。飲み水は、たくさん買ってあるから困らないし。それにトイレに入っても、出る時におてて洗わないし。えへっ。もうね、夜中の12時過ぎたのに、まだお水出ないよ。マミーは明日の朝シャワーが浴びられなかったら、それも困るんだって。桃はもう週末にお風呂に入ったから、きれいだもんね~。ついでにすべすべ。うふっ。