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3日連続だけど・・・

今日も文楽へ。それなら大阪に泊まれば良かったじゃないと言われそうですが、そうもいかない事情がありまして。この日は第3部で傾城恋飛脚と壇浦兜軍記から阿古屋琴責の段。仕事の都合で傾城恋飛脚は終わり10分しか観られず残念!でもこの日楽しみにしていたのは、やっぱり阿古屋。歌舞伎でもやる演目だけれど、今これを歌舞伎でできるのは玉三郎丈のみ。舞台上で演技をしながら、箏、三味線、胡弓を演奏しなければならないからです。それを文楽でどうやるのか、とても楽しみでした。お三味線の方が持ち替えで箏も胡弓も演奏なさるのですが、人形がそれぞれの楽器を弾いているかのように見せるため、手が専用の物に付け替えられます。そして手の動きもランダムなのではなく、実際に床で演奏している方の手の動き、手の位置に合わせてあるのが、もう素晴らしくて、素晴らしくて。何度でも観たい演目です。この日が千秋楽。1月の公演は、これで全部終わりました。

帰りに地下街の中央軒でサクッと夕食を食べて、心も腹も満たされて帰宅の途に。や~っとJR動き始めたみたいだったけど、私鉄乗り継いて帰りました。余計に時間がかかるので、本当はあんまり使いたくないルートなんだけど。でもいちばんびっくりしたのは、大阪は雪ってなんですか?ってくらいに、道路に雪なんて何もないし、もうすっかり道が乾いてたところ。京都と大阪でこんなに違うとはねぇ。

良弁杉由来

大阪の国立文楽劇場に、人形浄瑠璃文楽を観に行ってきました。この日は第一部の良弁杉由来。良弁僧正の出身地等に関しては諸説あるようですが、人形浄瑠璃では志賀の里で二番茶の茶摘みを見物している時に、赤ちゃんだった良弁僧正が鷲に拐われてしまうという設定。セットも、崇福寺跡の辺の景色にちゃんと似せてあるなぁと思いました。そして最後は、そうやって石山寺につながるの!って、なるほどと思いながら観劇。途中で三味線の方が持ち替えで珍しく八雲という二弦琴を演奏なさったり、内容濃かった!二弦琴も、音程の取り方が須磨寺とかの一弦琴と同じだと思うんだけど、耳がちゃんとしてないと物凄く難しいと思われます。左手の指が弦のどの位置を抑えるかだけでなく、弦にどの程度下方向の力を加えるのかと、両方で音程変わるんだもん。

睨み鯛の間の卯の字は、東大寺別当の橋村公英師の揮毫だそう。良弁僧正の大遠忌で良弁杉由来をかけているのでね。

大阪駅に出て、2時半頃にやっと、梅田麹室豊祝で、ランチにありつきました。11時開演だと、どうしてもランチは終わってからってなりますね。お造りはとても美味しかったけど、巨大唐揚げの味付けが甘くて、撃沈しました。もちろんグラスの中が水の筈は無く… 🤣

でも、ここで私のツボにいちばんはまったのは、このお店のシャンデリアですよ。そもそもシャンデリアって呼んで良いのかって話なんだけど。🤣