今日も文楽へ。それなら大阪に泊まれば良かったじゃないと言われそうですが、そうもいかない事情がありまして。この日は第3部で傾城恋飛脚と壇浦兜軍記から阿古屋琴責の段。仕事の都合で傾城恋飛脚は終わり10分しか観られず残念!でもこの日楽しみにしていたのは、やっぱり阿古屋。歌舞伎でもやる演目だけれど、今これを歌舞伎でできるのは玉三郎丈のみ。舞台上で演技をしながら、箏、三味線、胡弓を演奏しなければならないからです。それを文楽でどうやるのか、とても楽しみでした。お三味線の方が持ち替えで箏も胡弓も演奏なさるのですが、人形がそれぞれの楽器を弾いているかのように見せるため、手が専用の物に付け替えられます。そして手の動きもランダムなのではなく、実際に床で演奏している方の手の動き、手の位置に合わせてあるのが、もう素晴らしくて、素晴らしくて。何度でも観たい演目です。この日が千秋楽。1月の公演は、これで全部終わりました。
帰りに地下街の中央軒でサクッと夕食を食べて、心も腹も満たされて帰宅の途に。や~っとJR動き始めたみたいだったけど、私鉄乗り継いて帰りました。余計に時間がかかるので、本当はあんまり使いたくないルートなんだけど。でもいちばんびっくりしたのは、大阪は雪ってなんですか?ってくらいに、道路に雪なんて何もないし、もうすっかり道が乾いてたところ。京都と大阪でこんなに違うとはねぇ。