禾口木丙」タグアーカイブ

遅ればせながらの誕生日ディナー

2日の自分の誕生日にはどこにも行かれなかったので、今日は泊まりがけてお出かけ。とは言っても、京都なんだけど。「寺院共存型」ホテルということで、2020年9月末に開業した時にちょっと話題になった三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺の「朝のお勤め体験付きプラン」を利用。たまたま2,000円オフになるクーポンを持っていたので、それを使ってモデレートクイーン朝食付きで、税込み8,355円也。寺町通四条下るという立地なのだけれど、入り口はちょっと奥まっている。

入る前から、和を前面に押し出してる感じがする。

奥にお寺の入口も見えてるけれど、これが山門の代わりかな。

こんな立派な灯籠も。

そしてこちらがホテルの入り口。まだ松の内なので、お正月飾りが出ています。

見上げると、上はちょっと垂木のようなデザイン。垂木の役割は果たしていませんが。

中に入ると、黒と基調として、和の物を使ってデザインが統一されているのが分かります。床のライトは擬宝珠のデザイン。

奥にあるのは長持ちの金属枠で、その中に香炉が置かれていて、私が行った時にはお香が焚かれていました。

ロビーは天井も床も黒系統なので、ちょっと暗い感じがします。

フロントデスクの後ろにも、和のものがデザインされていて、もともと浄教寺にあったお堂から、デザイン性の高いものを持ってきて再利用していますね。

木鼻の獏は完全にそうですね。

チェックインの時に、朝のお勤めの説明や注意事項が書かれたパンフレットを渡されて、御朱印帳はここで預けると、チェックアウトまでに用意しておいて貰えるようでした。私は今回御朱印帳を持って行かなかなったので、書き置きのをお願いしました。確かオリジナルの御朱印帳があった筈なのですが、そのことには触れられず・・・

チェックインを済ませてお部屋があるフロアでエレベーターを降りると、達磨大師さんがお出迎え。

廊下はシックな色使いです。

お部屋の窓にはカーテンの代わりに、外側にロールスクリーン、内側にアクリル障子があって、両方とも開閉できます。アクリル障子は軽くて開閉しやすいけれど、ちょっと安っぽい感じが否めません。

ベッドサイドの棚には電気ケトルやコーヒー、ティーバッグ、グラス、冷蔵庫などが収納されています。

向かい側の棚には、タオル類とパジャマ、ドライヤーが収納されていました。この部屋でなんとも奇妙で目を引くのが、洗面台。なんでこんなところに?と思う場所にあるのですが、やはりこれは使い難いです。歯磨きすると、歯磨き粉の白い粉が焦げ茶の壁に飛び散るのですよね。

このホテルは客室には浴槽がなくて、全室シャワーストールだけのようです。2階に大浴場がありますが、これは大きなお風呂が好きな日本人は大浴場に行って部屋のお風呂は使わないことが多いし、どっぷりとお風呂に浸かる習慣がない外国人はシャワーストールで十分という設計なのではないでしょうか。私は自分の部屋のお風呂にどっぷり浸かって寝て、朝起きてまたどっぷり浸かるのが好きなんですけど。

そういうわけで、トイレはシャワー空間と別です。ちょっと横幅狭いかな。体格の良い外国人男性には、このトイレはかなり窮屈だと思います。

ベッドのあるスペースと、洗面台のあるスペースとの間には、このように動かせる扉があるのですが、途中までしか閉まらない設計で、ちょっと意味不明です。おしゃれっぽくしてみたんだけど、ちょっと実用的でない意味不明な設計のものが客室にはちらほら見受けられるホテルですね。

ホテルの紹介はとりあえずこれくらいにしておきます。チェックインしてちょっと一休みをしてから、ハンズにお買い物に行ったのですが、ハンズの入口の外に来ていたお店で、パッと目に入ったウールのスカーフ。軽くて暖かいのも素晴らしいんだけど、ラブラドールさんの柄!山岳ガイドでもあり、ラブラドールさんと暮らしてた方が染めたもので、禾口木丙というブランドで制作販売されているのですが、ラブ好きがめっちゃ伝わってきます。お手入れの仕方もしっかり教えて頂いたので、末長く大事にします。紺色の線画のとものすご〜く迷ったんだけど、こっちにしました。寒い日もこれでテンション上がりそう。

買い物の後は夕食に。誕生日にデパ地下の福袋やウマウマを楽しめなかったので、今夜やっと美味しいものを堪能しました。最初行こうと思っていたお店は、なんと今夜は年に1度の設備点検だとかで、ディナーの営業はなし。たまにはデパートの中のレストランに行ってみるのも良いなと、高島屋のアルポルトカフェでカジュアルなコース料理を頂くことにしました。

まずはシャンパンで乾杯!

前菜の盛り合わせは、里芋はあともうほんのちょっとだけ柔らかい方が食べやすいのと、太刀魚の洋風南蛮漬がちょっと固くて、皮に近いところがゴムっぽい食感になっちゃってたのが残念。

ホタテの火の入り方はこれ以上ないってくらい絶妙。

きのこのパスタは、ちゃんときのこの食感が残る大きさに切られていて、きのこを食べている満足感が味わえました。

ぐじの鱗焼きは絶品でした。またソースが美味しくて、パンをもう一切れお願いして、ソースもきれいに平らげました。

そしてデザートの盛り合わせ。アメリカンサイズの胃袋の私は、最初の前菜のお上品なサイズを見て、コース料理全部食べても足りるかな?と不安になったのですが、大丈夫でした。最後にはちゃんとお腹いっぱいに。

そして、ものすごーく久しぶりに、私の好みの味のコーヒーに出会えました!

いやぁ、満足。無理に1月2日の自分の誕生日にご馳走を食べようとしなくても、こういうのも良いなと思いました。

明朝のお勤めと朝食はどんなかな?と楽しみに思いながら、ちょっといつもより早目に就寝です。