ふさふさ

桃のしっぽはね、ふさふさなんだよ。本来ラブのしっぽっていうのは、カワウソのしっぽみたいなのが良しとされてるんだって。だから桃みたいにふさふさしてfetherが生えてるのは、ショーには出られないんだって。別に桃はショーになんて出たくもないし、マミーも出て貰いたくないみたいだから、関係ないんだけどね。このしっぽのお陰でね、ラブの飼い主にまで「なんていう種類の犬ですか?」って訊かれるの。でもね、そんなことを訊かれても、桃もマミーも平気なの。だって、この桃のふさふさのしっぽは世界でいちばん可愛いって、マミーが言ってくれるから。でもね、このしっぽ、お風呂に入ってちょと乾いてくると、ボサボサになっちゃうの。マミーはね、このしっぽがはたきかペンキを塗る刷毛にでもならないかって、時々桃に訊いてくるの。でもね~、これはやっぱり、嬉しい時にただバシバシと振って、誰かを叩くのに使いたいなぁ。

本日の桃の俳句。「ふさふさの しっぽを振って お出迎え。」