番犬もどき

桃はね、人の姿が見えるまでは、気配を感じると「ウォンッ!」って低~いオジさんみたいな声で、お話するの。でもね、ひとたび誰かの姿が見えたら、お話は終わりになって、尻尾バシバシ遊んでよ攻撃に切り替えることにしてるの。だからマミーにいつも、「桃ちゃん、そんなに誰とでも遊びたかったら、番犬にはなれないわね。」って言われてるの。で、今日はちょっと心を入れ替えまして、ちょっと役に立つ番犬を目指して、玄関のマットに寝そべってみました。

ここだけの話ですが、本当は番犬になろうなんて野心はこれっぽっちもなく、2階でかけてる掃除機が怖くて、1階に降りてきただけなのでした。掃除機が降りてきたら、その行方をちゃんと追えるようにと、階段の下で待ち構えているだけなのです。桃、面目丸潰れ。

あ、マミーが写真を撮ってくれる!

きゃっ!掃除機がそろそろ降りてくるみたいだ!

本日の桃の短歌。「掃除機の 姿を見たら すごすごと 股に尻尾を 挟んで隠れる」